一 事故は思いがけないことから起こり、予想外の経過をたどる。
二 フェイルセーフ、フールフルセーフはあり得ない。
三 事故の際の現場担当者は、信じられないほど楽観的である。
四 事故の通報は遅れる。
五 関係者はあらゆる手を尽くして事故を秘密にする。
六 事故の影響は過小評価される。
七 経済性のためには、少々の安全は犠牲にされる。
八 被害者は、因果関係がはっきりしないのをいいことに、切り捨てられる。
これは昨日の勉強会のレジメに書いてあったものです。チェルノブイリ原発事故に足を運び、その後、96年6月にガンで亡くなった京大原子炉研究所の瀬尾健さんの遺構をまとめた本「原発事故・・・その時、あなたは!」に載っているものだそうです。「一」~「六」まではすでに実行されてきたことだと思います。これからはどのぐらい「五」をやったのか追及され続けるでしょう。また、過去の「八」によって、公的機関が因果関係を認めなかったから「安全です」って言いくるめようとするのは本当に恐ろしいことです。大胆な「七」「八」が行われないようにしっかり文句を言いましょうね。