日本科学者会議主催の第29回原子力発電問題全国シンポジウムに行ってきた。一応、全国シンポジウムなので全国から来ていたようだが、地元一般ピーポーへの広報などはいまひとつなのか、顔見知りの地元反対派の姿はあまり見かけなかった。長老様と高教組のKさんぐらいだった。新聞社は、東奥日報,河北新報,朝日新聞は一応見かけた。赤旗の記者がいたのが珍しかった。
各発表者の時間が短いのか、そのために手短に語ろうとし過ぎるのか、あの説明でも聞く人が聞けばわかる(つまり、私には難し過ぎる)のか・・・いつもお話を聞いているだけに、松山先生と神田教授の話は、手短になっても言わんとすることはよくわかったが・・・
岩手からの発表者の話はひどかった。なんと、再処理工場から放出されるトリチウムが全海水に均等に拡散することを前提にそれほど害がないのではという結論を出す。「均等に拡散すること」があり得ないからこそ、心配しているのだ。放出されるのはトリチウムだけではないしな。プログラムを見る限り、内容的には興味をそそられるものが多かったが、午後もこの調子かなぁと思うと、具合が悪くなってきた。そんなわけで、午前中で帰ってきた。